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オーストラリアスポーツ事情/初めてのカイトサーフィン その1
 

 

 イギリスからオーストラリア(パース)移住してきたものの、当然だがこちらでは週末にプレミアリーグ観戦というわけにはいかない。街に買い物に出てはみるものの、必要なものを一通り買ってしまうと後は買うものがない。でもぶらぶらしていると何か買いたくなる。そこでつい買ってしまうという“衝動買い無限ループ”に陥ってしまう。

 「これは何かしなければならない!!」買い物に変わる趣味を見つけない限り、この週末毎に緩みっぱなしの財布の紐がしまることはないのだ(しかも街も買い物もいい加減飽きてきた)。南半球の季節は夏、大学の裏手には川(実はほとんど海)、ここは一丁マリンスポーツでもやってやろうかという気になった。最初の投資コストはかさむが、一度買ってしまえばタダでそのスポーツができる場所など山ほどあるだろう。

 さて何をするか?問題は2つある。そのスポーツが日本に帰ってからもできるものなのか?ということと道具があまりにもかさばると日本に持ち帰れなくなるばかりか、持ち帰っても置き場所がないということだった。そこでサーフィンは却下(ここの波をヒルトンホテルに例えるなら日本の波はせいぜい民宿レベルだろう...)、ボディーボードもちょっとやる気になったが同じ理由でやめることにした。
 日本の海でも風なら吹くはずなのでウィンド・サーフィンかな?とも思ったが、これは道具がやたらにでかい!したがってこれも駄目。と種目の選定に困っていると近くの川でなにやら見たことのないスポーツを見かけた。小さなボードに乗ってでっかい凧を操り、それに引っ張られながら水上スキーのように水面を走っている。しかもたまに飛んでいる(5秒ぐらい)。

 それがカイトサーフィン(Kite Surfing)だった。しかもやたらに格好よく見える。もちろん知り合いにやっている人はいないのでもしできたらすごく自慢できる(大学の授業に使えるかな?)。HPで調べたところ凧は畳むとリュックサイズ大になる。しかも乗るボードもそれほど大きくない。なんといいことずくめではないか!しかもパースは風がよく吹くことで有名らしい。こうしてパース滞在中の趣味が決まった。


これが、カイトサーフィン!
水上スキーのように水面を走っていく

 HPをいくつか見てきるとこのスポーツはちゃんと講習をうけないとかなり危ないらしい(だって飛ぶぐらいだから)。早速、スクールを探して電話予約。この話に乗ったYuichiとKojiと一緒にスクールの予約を済ませた。すぐに練習開始かと思ったが、何しろ風任せのスポーツなので風がいい状態にならないと始まらない。最初の予定は風がなくて2回連続でキャンセル!この間にYuichiが脱落、彼はその後Fishingに集中することになる。

 うまい奴らを見ていると非常に簡単そうだ。「もう買って勝手にやろうよ」というKojiの誘いに危うく乗りそうになったが、凧とラインのつなぎ方すら分からないのに買うのは無謀だという理性が働いてしばらく我慢(この間に生まれて始めてウエットスーツを買った)。ついに初回の講習日を迎えたのだった。(つづく)

 

 


文責:布目寛幸 2003/1/30






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